平成22年度診療報酬改定について 答申書より
1 再診料や外来管理加算、入院基本料等の基本診療料については、その在り方について
検討を行うこととするほか、財政影響も含め、平成22年度診療報酬改定における見直
しの影響を検証するとともに、その結果を今後の診療報酬改定に反映させること。
2 慢性期入院医療の在り方を総合的に検討するため、一般病棟や療養病棟、障害者病棟
を含めた横断的な実態調査を行い、その結果を今後の診療報酬改定に反映させること。
3 新生児集中治療の評価や小児救急医療の評価、有床診療所・療養病床の後方病床機能
の評価を含め、平成2 2年度診療報酬改定で重点課題として評価した事項については、
見直しにおける影響を検証するとともに、その結果を今後の診療報酬改定に反映させる
こと。
4 平成22年度診療報酬改定で講じることとした、厳しい勤務実態にある病院勤務医の
負担軽減及び処遇改善に係る措置の効果を検証するとともに、その結果等を踏まえ、い
わゆるドクターフィーの導入の是非も含め、更なる取組の必要性について、検討を行う
こと。
5 救急医療機関の勤務医の負担を軽減する観点から、保険者や地方公共団体をはじめと
する各関係者は、医療機関の適正受診に関する啓発を行うこと。また、その効果が現れ
ない場合には、更なる取組について検討を行うこと。
6 看護職員の厳しい勤務実態等を十分把握した上で、看護職員の配置や夜勤時間に関す
る要件の在り方を含め、看護職員の負担軽減及び処遇改善に係る措置等について、検討
を行うこと。
7 薬剤師の病棟配置の評価を含め、チーム医療に関する評価について、検討を行うこと。
8 訪問看護については、診療報酬と介護報酬の同時改定に向けて、訪問看護ステーショ
ンの安定的な経営や、患者の病状に合わせた訪問に対する評価の在り方について、検討
を行うこと。
9 リハビリテーションや精神医療など、平成22年度診療報酬改定で大幅な見直しを行
った分野については、その影響を検証するとともに、その結果を今後の診療報酬改定に
反映させること。10 平成22年度診療報酬改定以降順次実施するDPCの調整係数の廃止・新たな機能
評価係数の導入については、その影響を十分に評価するとともに、これを踏まえながら、
今後、最終的に設定する調整係数廃止後の評価方法等について引き続き検討を行うこと。
また、併せて高額薬剤の取り扱い等についても検討を行うこと。
11 診療報酬と介護報酬の同時改定に向け、必要な医療・介護サービスが切れ目無く円
滑に提供されるよう、検討を行うこと。
1 2 地域特性を踏まえた診療報酬の在り方について、検討を行うこと。
13 診療報酬体系の簡素・合理化について引き続き取り組むとともに、個々の診療報酬
項目の名称について国民に分かりやすいものになるよう検討を行うこと。
14 診療報酬における包括化やIT化の進展等の状況変化を踏まえて、診療報酬の請求
方法や、指導・監査等適切な事後チェックに資するための検討を引き続き行うこと。
15 明細書発行の実施状況等を検証するとともに、その結果も踏まえながら、患者への
情報提供の在り方について検討を行うこと。
1 6 平成22年度診療報酬改定の実施後においては、特に以下の項目について調査・検
証を行うこととすること。
(1) チーム医療に関する評価創設後の役割分担の状況や医療内容の変化及び病院勤務医
の負担軽減の状況
(2) 在宅医療の実施状況及び医療と介護の連携状況
(3) 在宅歯科医療及び障害者歯科医療の実施状況
(4) 義歯修理の実施状況、義歯に関する患者満足度の状況及び歯科技工士の雇用状況
(5) 後発医薬品の処方・調剤の状況
なお、上記の事項については、できるだけ早急に取組を開始するとともに、国民がより
質の高い医療を受けることが出来るよう、幅広い視点に立って、診療報酬のあり方につい
て検討を行うこと。
答申書です
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2010/02/dl/s0212-4b.pdfリハビリテーション分野で奮闘している皆さんが書いた
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