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奇跡の脳




「奇跡の脳」書評

私の友達が絶賛している本なので書評などの情報をあつめてみました。
当事者が書く本は本当に貴重だと思います。


①脳科学者の私の脳が、壊れた――。再生をもたらしたものは何だったのか?
 ある朝、ハーバードの第一線で活躍する女性脳科学者を脳卒中が襲う。徐々に左脳が破壊され、  歩くことも話すこともできなくなり、人生の記憶すらもが遠のいていく――。奇跡の再生を遂げるまで の八年間の苦闘を通して、脳に秘められた可能性と神秘を自らが解き明かす。アメリカで50万部の 大ベストセラーとなった超話題作!


②ある朝、ハーバードの第一線で活躍する女性脳科学者を脳卒中が襲う。徐々に左脳が破壊され、 歩くことも話すこともできなくなり、人生の記憶すらもが遠のいていく――。奇跡の再生を遂げるまで の八年間の苦闘を通して、脳に秘められた可能性と神秘を自らが解き明かす。アメリカで50万部の 大ベストセラーとなった超話題作!

③「アメリカでいま話題になっている」という知人のひと言に、早速アマゾンで購入。脳出血によって言 葉や記憶、歩行能力を失った脳科学者の回復体験であり、時々刻々の変化が生き生きと描写され ています。一気に読み、人間についてさまざまなことを考えさせられました。
  まず、脳のリハビリを中心にした闘病の成功物語として読めます。八年もの努力の結果であり、言 葉で表現できない者には、急がせず尊敬を持って接して欲しいという要望は、なるほどと思います。 母親が赤ちゃんの時と同じように対応してくれたこと、著者の生きようとする気力が回復への道であ ることにも教えられました。
  また、左脳の一部に出血したために、言葉など、基本的に左脳が司る機能が壊れたわけで、左脳 と右脳のはたらきの差異を知るという読み方もできます。ただ、あまり右と左を強調すると、科学とし てまだわかっていないことが多いことを忘れる危険がありますが。
  私が最も関心をもったのは、言葉です。人間がもつ、他の生きものにない特徴は、言葉をもつこと  にあると言ってよいでしょう。
  その言葉を失い、また取り戻す過程を脳と関連付けて語ってくれるのです。病気という異常事態で の個人的体験ではありますが、このように語られた例は他にありませんので言葉の持つ意味を教え られる興味深い話です。
  著者は、話せないだけでなく、記憶や思考、文字を文字として認識する能力を失います。数字はく ねった線にしか見えなかったそうです。脳卒中になった直後、病気と気づかず出勤前のシャワーを浴 びます。その時、数十兆の細胞を感じ、自分が液体となって宇宙とつながる感覚を持つのです。幸  福感に満ちたと表現しています。涅槃という言葉まで用いて。論理や言葉によってふだん押さえ込  んでいる感覚が表面化したのでしょう。
  この幸福感に酔う一方で、それを失うことになる再生を求めるのが人間の本性なのでしょう。著者 は、再生には、睡眠、接触、くり返し、尊敬、信頼などが必要だったと言います。それには「ゆっくり」 や「待つ」が不可欠と。今の社会はすべて効率第一で、早さが評価されます。でもそれは人間の底 にある能力と可能性とを切り捨てることになると著者の再生過程が教えてくれます。
 生れたばかりの赤ちゃんは幸福感に満ちています。そこから言葉を学んで行く過程で、彼女と同じこ とを感じているのだろうと思います。「待ってよ」と言っているに違いありません。早く答えた子に○を つけ、できなかった子に×をつける社会では、子どもが悲鳴をあげていることを彼女は教えてくれま す。言葉にできないだけなのに、生きる力をつぶしてはいけない、誰にも尊敬の念で接しなければい けないと。
  子どもは論理的に分析して語ってはくれません。ですから、赤ちゃんに戻ってやり直し、脳内に、更 には体全体に新しいシステムを作っていく過程を専門家として見つめ、解説してくれるこの物語は刺 激的です。
  人間らしさには言葉が不可欠ということが、それを失ったことでわかると同時に、言葉以外にどれ  だけ大事なメッセージがあるかもわかってきたことを非常に興味深く思います。言葉のない時の幸福 感と、言葉で得た能力とのバランスが大事なのに、現代文明は、進歩と称して言葉で語れる事柄、  論理的に説明できる事物だけを重視し過ぎてきたのではないでしょうか。そのために本来持ってい るはずの幸福感を失ったのではないでしょうか。著者は理性は左脳、幸福感や愛情とつながるのは 右脳の機能として捉え、右脳の活性化は左脳を刺激すると言っています。感覚としてよくわかります が、左と右、と分離して見るより、脳全体のバランスとして見ていくことが重要だろうと思いました。
  病気は大変辛いことだったに違いありませんが、語られたことはうらやましい体験でもあります。私 たちは本来このバランスを持っているはずです。単に競争だ、お金だと言っていては、著者の教えて くれたすばらしい幸福感は遠のくばかりです。貴重なものに目を向けさせてもらったのですから、二  十一世紀はバランス型社会にしていきたいものです。(談)
                                  (なかむら・けいこ JT生命誌研究館館長)


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